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頓田囃子七五三太

Author:頓田囃子七五三太
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 生涯“にわかファン”…どうせ“通”にはなれない。
 「わかって無ぇ」と言われればその通り。

 …だから、許してください(^^;
 明らかな間違いは、優しい心でご指摘くださいm(__)m

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【2012年1月28日 よみうりホール よってたかって新春らくご'12ー21世紀スペシャル寄席ONEDAYー(夜)】


 子どもの頃にしばしば『木馬座』の着ぐるみ人形劇を観に行ったホールである。
 つまり、私が子どもの頃からあったわけで。
 公式サイトによれば、1957年オープンとのこと。私より歳上…半世紀以上活躍している。
 てか、公式サイトが思いっきりショボいのが泣かせる。

 もっと泣かせるのは、現在はビックカメラとなっている建物(かつては有楽町そごうだった)に入ってから7階のホールに向かうエレベーターが混んでなかなか乗れないこと。新宿バルト9と良い勝負か。

 さらに泣かせるのは、このキャパ1,100人という洋式便器のような(春風亭一之輔・談)形状の客席の便座部分…2階席…から舞台までの距離が遠くて、噺家さんたちの姿がこ~んなに小さかったこと。

 そもそも、ホール落語はプロセニアムとの対比で噺家さんが小さく見える。

 キャパ600人あたりが上限かなあ…。
 
 改めて今月7日に行った『川柳川柳親子会』は贅沢だったと感じる。キャパ20ちょい。

 

・前座:柳家緑太『垂乳根』
・春風亭一之輔『短命』
・桃月庵白酒『井戸の茶碗』
<仲入り>
・春風亭百栄『疝気の虫』
・柳家喬太郎『按摩の炬燵』


 イイ感じにアンバランス感が漂う顔ぶれな気がする。

 色んな意味で中心人物は一之輔さん。
 3月下席からの真打昇進披露興行を控え、そのチケットを自らロビーで売るわ先輩からマクラでいじられるわ今日が誕生日だわ…。




 緑太さんの垂乳根、何かお千代さん(?)がお高くとまっている女性に見えた。ネギ屋さんが「はは~っ!」とひれ伏してサゲるために敢えてそういう演出にしてあるのかもしれないが、個人的には天然のお千代さんが好き。


 一之輔さんの『短命』、笑った。
 噺家としての“一之輔キャラ”が、大胆なんだか小心者なんだか…ナマイキなんだか控えめなんだかよくわからんというノリで、それが上手く登場人物にマッチしていたような気もする。
 まあ、ご隠居さん、そこまでブチ切れんでもいいじゃないかという印象もあったが、笑わせてくれれば私は全てを許す(笑)

 
 白酒師匠がマクラで一之輔さんをいじっていたら、舞台下手から「そんなに言わなくても…」と一之輔さんが顔を出した。高座でネタにされて“本人登場”というパターンは初めて見た。
 『井戸の茶碗』は、こういう流派(?)があるのか白酒オリジナルなのか、お絹さんと高木佐久左衛門とが事前に顔を合わせるシーンが入っていた。
 正直清兵衛さんが細川の長屋下でメロンパン売りのフリをするというクスグリは、不覚にも笑ってしまった。


 本日の問題作、百栄師匠の『疝気の虫』。
 疝気の虫のキャラなどは、百栄節が活きていて漫画的な面白さというかバカバカしさというか、とにかく楽しめた。
 サゲはどうなんでしょう?
 疝気の虫が別荘を探すところでおしまいというのが一般的な終わり方らしいが、百栄版は「土手に阻まれた」とベタなコトバ遊び的考えオチになっている。
 シュールな百栄師匠が、「別荘は?」と客席や楽屋に訊ねるという演出で終わったらシュール過ぎるのかもしれない。


 喬太郎師匠の『按摩の炬燵』は、私が初めてライブの喬太郎高座を見たときにかかった演目だった(2010年12月17日)。その時よりも、米市さんのキャラが楽しそうだった感じがする。
 演題通り按摩さんを炬燵にしちゃう噺だから、弱い者いじめをしている印象にならないように工夫を重ねている模様。
 「前に観た時より良かった」と感じられるのは、ファンとしても嬉しい。
 だが、最初に観た時には大魔神ネタを入れていたのに、今回は無かった…って、そこかよ、オレ。

 
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【2012年1月19日 上野鈴本演芸場正月二之席(夜の部)】

 色々立て込んでいて、時間が空いても寄席に行く気力が無かった。
 そこへ、知人から「今日、鈴本へ行く」というメールが来た。
 彼もまた喬太郎師匠のファンで…ってか、にわか落語ファンとなって1年ちょっとの私よりも彼の方がファン歴は長い。彼はたまたま寄席に足を運ぶ機会が無かっただけで、ずっと喬太郎師匠に着目していたと言う。
 
 …これは私も行かずばなるまい。
 だって、後から「いや~、喬太郎師匠、良かったよ~。来ればよかったのに、クワッ、クワッ、クワッ」などと自慢されたら悔しいではないか。

 気力、回復。

 で、行ってきた。


・前座:柳家花どん『まんじゅうこわい』
・柳家さん弥『もぐら泥』
・太神楽曲芸:柳貴家小雪
・春風亭正朝『蜘蛛籠』
・柳亭左龍『初天神』
・漫才:大空遊平・かほり
・春風亭百栄『バイオレンス・スコ』
・林家正蔵『一文笛』
<仲入り>
・奇術:伊藤夢葉
・入船亭扇遊『浮世床(夢の逢瀬)』
・粋曲:柳家小菊
・柳家喬太郎『小言幸兵衛』


 1940年代より前に生まれた大ベテランはいないのだが、勢いのある雰囲気が漂っていた。
 何かイイ感じにキャラがバラけているし、お得感がある。

 
 この日のマイベストは、左龍師匠の『初天神』。
 ひょっとして、マイベスト『初天神』かも知れない…って言えるほど色々な人の噺を聴いてるわけでは無いが、とにかく面白かった。
 金坊のナマイキさは“今風”で、そこらへんは喬太郎バージョンと同じなのだが、全く異なった親子像になっている。
 兄弟子・喬太郎の変幻自在なキャラ描写とは違う形で、何と言うか自分のテイストに上手い具合にキャラを引っ張って来ているような。


 そ・れ・で・も!


 やっぱり私が喬太郎落語に惹かれるのは、やはり私のツボのど真ん中を突いてくるからで、“喬太郎原理主義”の姿勢は今後も揺るがない。

 『小言幸兵衛』は、古典の味わいと喬太郎テイストとのバランスが非常に良くて、私にとってはある意味で“喬太郎落語の標準”である。
 このバランスが古典寄りにシフトしたのが、『按摩の炬燵』とか『抜け雀』『松竹梅』みたいな感じ。
 喬太郎テイストを強めに出すと、『竹の水仙』とか『転失気』といったところか。
 もちろん、創作になると喬太郎ワールド全開…時に暴走…(笑)
 その区分けとは少し異なるが、『宮戸川』の後段や『双蝶々』のような鬼気迫る演劇的な要素を用いたものもある。

 そういう表現スタイルを複数持っているのが喬太郎師匠の強みなのではないかと思う。

 もっともっと喬太郎落語を聴きたいなあ。


 花どんさんの『まんじゅうこわい』は、前座さんとしてはクスグリたっぷり。元気もあって、もちろんまだまだ素人っぽさはあるが、この元気いっぱいというのは前座さんの高座を見る楽しみである。そのへんはバッチリだった。

 さん弥さん、うっかり一部でキャラの台詞が入れ替わっちゃったのはご愛嬌。

 正朝師匠は相変わらずあの人柄や笑顔が何とも魅力的で、高座に上がっただけで楽しい雰囲気を作ってくれる。

 左龍師匠は上記のとおり。

 百栄師匠の創作『バイオレンス・スコ』…演題は喬太郎師匠の『バイオレンス・チワワ』から持ってきたらしい。猫好きの百栄師匠ならではのネタが、あのマッシュールームカットのヘアスタイルから炸裂。猫に疎い私ではあるが、十分に笑えた。

 正藏師匠の『一文笛』はこれで2度目。米朝師匠直伝の噺だと聞いた気がする。古典にもの凄く力を入れているとのことで、名人芸みたいなところを目指している印象を受けるが、無責任なファンとしては先代三平師匠やこぶ平時代のノリも欲しい気もする。

 扇遊師匠は、ポンポンと小気味良く交わされる江戸前の会話が心地よかった。勝手なイメージだが、これぞ本寸法なのではないか。


 てな感じで、ホントにバラエティ豊富な鈴本演芸場の正月二之席なのであった。

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【2012年1月7日 高円寺HACO 第173回ノラや寄席 川柳川柳親子会】

 満席でも20席ちょっとのスペースで川柳師匠とつくしさんの落語を2席ずつ。なかなか贅沢な時間を過ごした気がするが、新年1発目の落語が川柳師匠ってのは強烈なものがある。
 親子会ではあるが、“川柳一門”はこの2人しかいないわけで、一門会と言っても良いんだよな。


 川柳師匠は、浅草演芸ホールの代バネを終えて高円寺に駆けつけてくれたとのこと。

 

・川柳つくし『健康診断に行こう』
・川柳川柳『涙の圓楽腺』
<仲入り>
・川柳つくし『?(演題不明)』
 【1月14日・追記】川柳つくしさんのブログで、2席目の演題は『不幸な時代』であることが判明。
・川柳川柳『ガーコン』


 実は、本当はこの落語会は“打ち上げ付き(別料金)”なんである。
 だから、つくしさんに直接2席目の演題を伺うことも可能だったことになるのだが、私は打ち上げに参加しなかったので…。
 ま、主催の『ノラや』さんは継続的に打ち上げ付きの落語会を開いてくれているので、いずれは参加させて頂くかもしれない。会場も高円寺という、私にとっては馴染み深い地域だし。



・川柳つくし『健康診断に行こう』

 つくしさんの高座をライブで見るのはこれが初めて。川柳師匠の到着時間調整のためにマクラをじっくり。川柳師匠ネタがメインで、これだけのネタになる師匠&師弟関係ってのも凄いなと思う。悪態をつく中に、師匠の…特に健康を気遣う様子が伺われる。
 終演後の打ち上げに関しても、川柳師匠にあまり酒を飲ませ過ぎないようにするための参加上の注意…作戦への協力依頼があったりして。上記のように私は打ち上げに参加していないので、作戦の成否は確認出来なかった。

 『健康診断に行こう』は、去年の5月にPodcastの『お台場寄席DOUGA』で見た噺だったが、今回の方が面白かったのはやはりライブの力か…いや、もちろん、つくしさんの技量が上がっていることもあるんだろうけど。
 この噺、サゲの収まり方が凄く奇麗なんだよな。



・川柳川柳『涙の圓楽腺』

 どうしましょ、この噺…(^^;

 「2席やるからね、後半ではばーっと盛り上げるから、最初は思い出話でも」と、談志逝去の話題なんぞを含めながら圓生門下だった二ツ目時代に遡る。伝説の『ラ・マラゲーニャ』の一部…歌の部分だけだったが…を聴くことが出来て得した気分。
 そして「圓楽さんの話をしようか」と。今にして思えば(?)そこがマクラから噺に入るきっかけだったわけだが、現場では気づかなかった。むしろ、圓楽さんが三遊亭全生だった頃の同門での関わりってことで「全さん」と呼んでいたあたり、危うくホロリとしそうになったわい。
 そこからまさかの展開が訪れるわけである。
 
 で、とある状況を説明した時に「『スクワーム』って映画だったっけかな、あんな感じ」と、凄い映画を例に持ってきた。どう考えてもB級のマイナーな映画である。
 そりゃもう、気持ちの悪い映画で、役者の顔に貼ったフォーム・レイテックスのアプライエンスの下をPCV製の紐状のヤツとか空気袋がモゾモゾと動くんである。何のこっちゃわからんかも知れないが。
 この特殊メイクを担当したのがリック・ベイカーで…って、まあ、いいや。

 どっちにしても虚実を織り交ぜつつ、気づいたら“完全なる虚(フィクション)”になっているという凄い噺なのであった。
 そして、残念ながら歌詞を覚えられなかったのだが、『涙の連絡船』ならぬ『涙の圓楽腺』が高らかに(?)歌い上げられて、前半戦終了。


・川柳つくし『不幸な時代』

 無差別殺人を企てようとするワーキング・プアの女性が太平洋戦争中の日本へタイムスリップして…という新作で、遅くとも2009年には高座にかかっていた模様。
 何となく、三題噺っぽい感じの展開だった。

 また、川柳師匠から「短く演れ」との指示が下ったとか…。理由は、川柳師匠が早く打ち上げで酒を飲みたいから。


・川柳川柳『ガーコン』

 ちょっと『ジャズ息子』を期待してたんだけど、『ガーコン』だった。

 これで、約1年で6回の『ガーコン』を聴いた…観たことになる。つまり2ヶ月に1度医者に言って『ガーコン』を処方してもらっているようなものである。

 寄席の浅めの出番での『ガーコン』と比べて、歌の量は約2倍。
 寄席のトリでの『ガーコン』比べると歌の量は1.5倍といったところか。

 ネット上では『ガーコン』『大ガーコン』『特大ガーコン』『超特大ガーコン』といった区別をしているケースが見られるが、これは実際には歌の数や上演時間とは関係なく、脱穀機のシーンで母ちゃんが父ちゃんに声援を送る台詞が入ると『ガーコン』から『大ガーコン』に“出世”するとご本人が語っているらしい。

 しかし、とにかく何度聴いても面白く、「来るぞ、来るぞ、来るぞ…来たぁ~っ!」ってネタで、次の展開を思い出して笑っちゃう。ホントにキラーコンテンツだな。

 座骨神経痛による腰痛で「今日は…ちゃんと立ってできるかな…」といいつつ、しっかりと『ガーコン』を見せてくれた。


 ま、それにしても、健康に留意していただいて、今後も『ガーコン』を見せて欲しいと思う。

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【1011年12月13日 市馬 喬太郎 桃太郎 三人会 練馬文化センター小ホール】

 
・開口一番:春風亭吉好『十徳』
・昔昔亭桃太郎『春雨宿』
・柳家喬太郎『初天神』
・柳亭市馬『掛取り』
 <仲入り>
・トークショー


 ツイッターやらブログやらで色々書く観客が増えて、噺家さんは特にマクラでの発言に気を遣っちゃうらしい。
 桃「書くな、って言っても、今日ここにいる3人くらいは書くんだよね」
 …え、3人のうちの1人はオレか…????

 でも、私は落語を聴きにいっているのであって、別に楽屋話というか“業界ネタ”に期待しているわけではない(面白いけど)。
 また、私はドキュメンタリーの取材班では無い。


 …と言う前提で…。


・開口一番:春風亭吉好『十徳』

  独特の“間”を持っている噺家さんなのだが、そのリズムが私の生理とちょっと合わない。何と言うか、観客に笑うために間をキープしているものの、そこで笑いが起きないんである。そのあたりをもう少し研鑽すれば、“笑える個性”になるような気もする。…責任は持てないが。


・昔昔亭桃太郎『春雨宿』

 知らない噺だったが、一応は古典らしい。以前聴いた『ぜんざい公社』より遥かに面白かった。
 何とも言えない表情や間が実に楽しい。どこまでが登場人物のキャラでどこまでが師匠のキャラなのか…と言うのは悪い意味ではなくて、それが落語になっちゃうっていうのは凄い才能なり技術なり感性なりを持っているということなのではないかと思う。
 いいっスね、桃太郎師匠。

 
・柳家喬太郎『初天神』

 SWAの活動休止ネタのマクラでは、最終公演後の打ち上げの様子が紹介されて、SWAお揃いのスカジャンでもつ鍋屋さんに繰り込んだとのこと。オレンジ色と黒をベースにしたデザインは「もう、MATの隊員みたいでした」と待望の(?)ウルトラネタも。

 「もう、一門の忘年会ったら大変ですよ。翌日はもう二日酔いでまともな落語になるわけがない…。ウチの(さん喬)一門の忘年会は昨日だったんですが」
 「何か“酔っぱらい”って感じでしょ? これで、今日の昼間は学校寄席だったんですよ。だから、噺の方は、さっさと切り上げられるような噺を演ったんですが…これから“そんな噺”をやります」

 「小児は白き糸のごとく、染めようによってどうにでもなる…な~んてマクラがあるんですよ」と言いつつ羽織を脱ぎかけたが、「あ、この噺は羽織を着たままの方が良かったんだ」と羽織紐を結び直す。「滅多に無い光景をお見せしました」と『初天神』に入る。

 子どもの表情がけっこう可愛いのが許せない(笑)
 
 訥々とした…或いは素に近い喋りの芸風を持った噺家さんも好きだが、やはり私はこうやって“作り込んで”“演じられる”喬太郎落語に惹かれる。


・柳亭市馬『掛取り』

 年末なので、この噺が出るかなあと思ったら、やっぱり出た。
 しかし、そこは市馬師匠であるからして、音曲噺というか何というか、まあ、そうなっていた。三橋美智也の歌を替え歌で熱唱。
 どうでもいいが、市馬師匠は私と同い年だというのに、脳内に納められた音楽ライブラリーの時代がずいぶんと異なるものである。



 <仲入り>
・トークショー

 まあ、ここらへんが、ツイッターやらブログやらでネットに晒されることがアレな部分なわけである。

 図式としては、桃太郎師匠の“飄々とした暴走発言”を、市馬&喬太郎師匠がいかにフォローをするのか、またはフォローし切れなかったかを楽しむ時間。

 「○○○が△△△を襲名すべきだ」みたいな桃太郎発言に、客席から拍手。
 喬「お客さんはそうやって呑気に拍手してますけど、こっちにいる我々はもう、どうしていいかわからないんだよっ!」
 始終“面白がりつつも困っている笑顔”を浮かべたまんまの喬太郎師匠が印象的だった、ということで。
 
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【2011年12月2日 本多劇場(昼の部)】

 SWA FIRST LASTのチケットは取れなかった。で、SWA FINAL。

 11月28日~30日は「SWAファイナル書き下ろし」、12月1日・2日・4日が「新ブレンドストーリー」、3日は昇太師匠を除く「3人SWA」というプログラムで、私が行った12月2日の昼の部は「最もチケットが売れなかった(昇太・談)」とのこと。

 で、冒頭の挨拶では緑のユニフォームの4人が客席に降りてきて握手をするというサービス付き。
 私はほぼド真ん中の席で通路から遠かったので握手はならず。…てか、特にSWAの皆さんと握手をしても仕方ないっちゃ仕方ないのだが。

 引き際に喬太郎師匠がプロジェクターのスイッチを入れてオープニング映像の上映が始まる。
 メンバーそれぞれの写真と名前に続いて、『クリスマスの夜に』というタイトルが出る。
 サブタイトルが『ある3姉妹のクリスマス』とか『3姉妹それぞれのクリスマス』みたいな感じだったが、正確なところは忘れた。


『クリスマスの夜に』
・1号:林家彦いち『青畳の女』
・6号:柳家喬太郎『思い出芝居』
(仲入り)
・2号:三遊亭白鳥『砂漠のバー・止まり木』
・4号:春風亭昇太『パパは黒人』


 その、私は“ブレンドストーリー”の仕組み(?)を事前に知らなくて、冒頭挨拶での昇太師匠による解説で初めて知った。
 それぞれ別々に作られた創作落語を、4つの落語としても成立させつつ全体を通して1つの物語にもなるようにアレンジして構成するというものだった。


 全ての設定を、柔道選手のサカグチ・トモエ一家それぞれのクリスマスイブという形にしてある。
 『青畳の女』は、サカグチ・トモエとマサルが出会った時の様子を結婚後に回想。
 『思い出芝居』は、トモエの妹サナエがケンイチと最後のデート。
 『砂漠のバー・止まり木』は、失恋解消のためにタクラマカン砂漠に行ったケンイチがマサルと邂逅。
 『パパは黒人』では、末妹のキミエが父と訪ねるであろう場所を予感させて4つの噺を収束。

 それぞれがほぼ完璧に「起承転結」として機能している。


 普段は個々の持ちネタとしてかけられている噺なので、“ブレンドストーリー”に合わせたエピソードを入れ込みながら喋らなきゃイカンと「脳内はフル回転(4号・談)」だったそうな。
 
 私はどの噺も聴いたことがなかったもんで、とても個別に作られたとは思えない、見事なつながり具合だったと思う。
 加えて、どれもそれぞれの噺家さんの個性がダイレクトに出る演目で、そんなのが1つの世界にまとまるということに感動した。
 何か、得した気分。
 

 エンディング映像が流れて、また4人がユニフォームで登場。今度は1号と4号が緑、2号と6号が赤…クリスマス・カラー、と。
 この時、6号がロビーで販売されていた「SWA風呂敷」をアピール。4号が一生懸命喋っているのに観客の視線は6号に釘付けでメンバーから睨まれていた。

「SWA FINAL」での彦いち・白鳥・昇太・喬太郎の各師匠


 え~、あくまでも雰囲気の記憶をメモしたものなので、「似てない」という指摘は無視する。
 また、半襟や帯・雪駄の色や模様などのディテールは覚えていない。


 
 さて、私のツボは6号のカラオケボックスのシーンでの歌。

 伊藤咲子の『ひまわり娘』(…たぶん…)
 『ウルトラセブンの歌』の冒頭
 『ウルトラマンA』の1コーラス目をフルで
 『ウルトラマンレオ』の途中まで
 高倉健の『網走番外地』(…たぶん…)
 植木等の『これが男の生きる道』
 AKB48だと思われる曲(マジ、知らない)

 喬太郎師匠、歌いまくり!
 喬「ごめん、歌い過ぎた。夜の部では2曲減らすから…」

 さらには会話の中にウルトラマンパワード、グレート、ネオスという、まあ、ウルトラファン以外にはほとんど知られていないであろう固有名詞も出てきてたし。ついでに、私はクレージーキャッツのファンでもあるので、『これが男の生きる道』も嬉しかった。


 ここまででも既に長くなってしまったが、さらに個々の演目等についての雑感をば。

 

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