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頓田囃子七五三太

Author:頓田囃子七五三太
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 生涯“にわかファン”…どうせ“通”にはなれない。
 「わかって無ぇ」と言われればその通り。

 …だから、許してください(^^;
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【2012年4月12日 パルテノン多摩(小ホール)第10回多摩千客萬来亭~柳家喬太郎・三遊亭白鳥 二人会(昼の部)】

 
 “二人会”なのに、もうお1人真打が登場するというのが不思議な会。
 地元の商店主の方が主催しているようで、ドン前での主催者挨拶で開会。
 時間帯のせいなのか、客席のマニアックな雰囲気があまり感じられず、にわかファンの身としてはちょっとホッとする。

 
・開口一番:林家木りん『初天神』
・柳家一九『壷算』
・三遊亭白鳥『マキシム・ド・呑兵衛』
<仲入り>
・バルーンアート:風船王子
・柳家喬太郎『抜け雀』


 木りんさん、大関清國のご子息だそうで。高座名どおり身長192cmという長身の前座さん。
 ちょっと前座さんとしては欲張り過ぎというか…それが逆に素人っぽい印象を醸し出しているようにも感じた。個人的には“ひたすら元気いっぱいの前座さん”が好き。


 一九師匠は初めて拝見。

 壷算のマクラとして、ややこしい数学パズルを2つばかり振ってくる…解説無しの放置状態のまま「今の話は忘れてください」と話に入った。

 まあ、2つとも有名なパズルなのだが、私は何度解説を読んでもわかった気になるだけで覚えていない。だから、詳細は省く。

 それで思い出したのが、30年以上前にちょいと話題になった“時そば外人”という事件。大雑把に言えば両替詐欺(ショート・チェンジ)で、手口としては“『時そば』外人”よりも“『壷算』外人”の方が近い。

 実は、このブログに「時そば外人」という検索キーワードで来て下さるケースが時々あるもんで、解説しようかどうしようかと思ってはいたのだが、ちょっと詐欺の手口をここでご紹介するのは気が引ける。一応、『トリック専科』(松田道弘 教養文庫/社会思想社 1986年)という本に載っているとだけ…。文庫化される前の本も含め、古書がAmazonで入手できる。

 ただし、極めて単純なショート・チェンジの手口で、恐らく騙された方も「日本語が通じないっ!」と冷静さを欠いてしまったために引っかかったものと思われる。それこそ壷算の店主同様に「何かがおかしい、勘定が合わない」と思うのが普通なのでで、悪用してもすぐにバレます。



 白鳥師匠の『マキシム・ド・呑兵衛』は、タイトルはちょくちょく目にするものの聞いたのは初めてだった。タイトルだけで勝手に“1度は聞いておきたい白鳥噺ランキング”の1位にしていた…他のまだ聞いてない噺は全部2位だったりもするが。

 “孫の手”のサゲで、客席から「ほぅ…」と感心したような声が湧いていたのが、何かいい感じの雰囲気。内容のブッ飛び具合からすると、確かに奇麗なサゲだもんなあ。



 風船王子さんの、こういうテクニカルな芸は嫌いでは無い。
 嫌いでは無いんだけど、観客としてこの舞台の流れでこういう芸が入ると重過ぎるというか…。
 それと、多摩川を渡ってパルテノン多摩まで来た私のよーな客は、風船で作ったキャラを持ち帰るのはちょっとアレだよな(笑)

 

 喬太郎版の『抜け雀』の生の高座は2度目。
 今回はウルトラサインのネタは入らず(T_T)

 飛び立った雀たちが屏風の絵に「ピタッ、ピタッ…」と戻る描写のところで、客席から笑いが起きていた。これは、白鳥師匠のサゲで起きた感心の声と同じようなもので、非常にまっとうな反応だと思う。
 ギャグでは無いが、非現実的な展開なわけで、そういう部分って笑っても良い場なのではないか。
 
 古典落語のSF的なテイストの噺や不条理なシーンというのは、本来は笑いどころだったのかもしれない。理屈っぽく考え過ぎたり、逆に「これが落語だ」みたいに妙な納得をせずに、素直に聴いていればもっともっと楽しめるような気がした。


 帰り際に年配の(って、オレも年配じゃ…)ご夫婦が「喬太郎、上手くなったなあ。前に観たのは、髪の毛がフサフサだった頃だった」「今だってフサフサじゃないの。白くなっただけでしょ」と会話をしていた。

 何を以て「上手い」と判断するのかは人それぞれだが、少なくとも上手く“なった”という変化を(髪の色の変化とともに)このご夫婦は感じていたわけで、そうかやっぱり上手くなってるんだと納得。
 
 
 噺家さんの芸の力だけではなく、客層の違いによっても色んな発見があるというのが面白い世界だよなあ。
 
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