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頓田囃子七五三太

Author:頓田囃子七五三太
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 生涯“にわかファン”…どうせ“通”にはなれない。
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【2012年4月6日 なかのZERO小ホール 落語教育委員会~柳家喜多八・三遊亭歌武蔵・柳家喬太郎三人会】


 初めてちゃんと聞く『子別れ』が、喬太郎バージョンで良かったのかどうか…とも思いつつ。


 実は、2月・3月と確保してあったホール落語のチケットを2枚無駄にしている。
 誰かに譲れば良かったのだが、当日ギリギリまで何とか行けるようにと悪あがきをしたもんで貴重なチケットが“ただの紙切れ”と化す結果を招いてしまった。

 ひとつは、『噺小屋スペシャル 気になるふたり 小満ん・喬太郎の会』(2月29日/銀座ブロッサム)。
 もうひとつは、『渋谷に福来たるSPECIAL~落語フェスティバル的な~ 師匠噺/四派饗宴<昇太・市馬・生志・兼好>』(3月2日/渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール)。

 悔やんでも仕方がないので、元気良く中野へ。


 なかのZEROの小ホールは、別の催しで過去に2回訪れたことがあった。
 …こんなホールだったっけ…?

 550キャパは良いんだけど、客席が横に広がっているのに舞台の間口が狭い。
 逆に言うと、左右のプロセニアムの幅がやたらと広い。両端の各7席ぐらいは、座ったまま正面を向くと額縁と時計と“禁煙”の表示しか見えないという画期的な設計になっている。
 で、思いっきりその端の席だった。


・携帯電話の電源を切りましょうコント
・開口一番:三遊亭美るく『真田小僧』
・三遊亭歌武蔵『安兵衛狐』
<仲入り>
・柳家喜多八『だくだく』
・柳家喬太郎『子別れ』


 落語教育委員会名物の携帯電話の電源を切りましょうコントは入社式バージョン。
 歌武蔵社長が訓示を述べるが、会場にいるのは他に人事担当の小原(喬太郎)と1人の採用者(喜多八)だけ。
 「この状況はどういうことか」と訝しがる社長と、トンチンカンな人事担当のやりとりの中、携帯電話が鳴る…。

120406nakann

 例によって似ていないが、別に似顔絵を描くのが目的ではなく、状況を記録しておきたいだけなので。
 実際の立ち位置は、社長と人事担当&採用者が高座を挟んでいる(社長に呼ばれるたびに、いちいち人事担当が舞台を横切るという演出)。
 喜多八師匠は「あの2人と違って、自分はコントは得意ではない」とのことだったが、役の振り方も含めて非常に面白いので是非続けてほしいなあと思う。


 美るくさんの『真田小僧』は、前座の歌る美時代と合わせて3回目。ご本人のキャラと合った噺なのか、安心して聞いていられるし、どんどん面白くなっているような気がする。



 歌武蔵師匠は、ペットのマクラから『安兵衛狐』へ。噺によっては、状況説明の口調がいかにも解説的なのがちょびっと気になったりもしていたのだが、この噺は流れも良くて面白かった。
 あの巨体でイイ女の幽霊がちゃんと「イイ女の幽霊」に見えるんだから凄い。



 この三人会の人間関係を赤裸々に…ってコトも無いが、マクラで触れた喜多八師匠。「世代も違うし、あの2人とは話題が合わないんですよ…ウルトラマンだの何だのって…」「でも、先日は喬太郎様には『柳家喬太郎の芸賓館』に出して頂いたり…あいつBSでレギュラー持ってるんですよ」「歌武蔵様が一緒にいると、喧嘩に負ける気がしない」
 で、ちょびっと、若干、何となく、“上手い”ということになっている某噺家さん(故人)についてチクリと…いや、実は私もそんな気がしていた。落語界への貢献度は高いと思うし、もっと若い頃の芸は優れていたと思うのだが、私もムニャムニャだなあと感じていた。

 …といったマクラとは無関係に『だくだく』。
 自分でも意外だったのは、この噺を生の高座で聞くのは初めてであった。テレビなどでは何回か観ている。“生だから”ということではなく、これまでに観た『だくだく』の中では、一番面白かった。
 パントマイムの定番“壁”の動きを取り入れたところで拍手をしたかったのだが、どうも落語的には拍手ポイントでは無かったらしい。

 喜多八師匠のキャラはいいっスね。



 問題の喬太郎版『子はカレー』…ぢゃなくて『子別れ』。
 限りなく18禁に近いマクラから吉原ネタを経て噺に入る。

 面白いし、笑わせてくれるし、ホロリともさせられて、完全に喬太郎ワールドに引き込まれる。

 ただ、必殺技である「豹変するキャラ」「現代風にクソ生意気な子ども」といったキャラ造型がちょっと多過ぎる印象も受けた。
 そういや、大店の番頭さんが『午後の保健室』に出て来るジジ臭い中学生や『夜の慣用句』に出て来る課長さんを彷彿とさせるところがあった。

 前々から、喬太郎師匠は手塚治虫先生の“キャラクターシステム”を受け継ぐ噺家さんなのではないかと思っている。

 そういう意味で、間違い無く漫画サークル出身の私のツボである。

 でも、『子別れ』だしなあ。

 落語鑑賞の王道としては、“普通の”『子別れ』をいくつか聞いた上で、喬太郎版を聞くというのが正しいのかもしれない。

 いや、本当に良い高座だったとは思っているのだが。

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